道種付花のプッチンプッチン(パート5)

玉の畑の道種付花は、川代の畑に比べて1つずつの株が大きく、

種を飛ばしているところでした。

種を飛ばすことはさっき川代で知ったばかり。

でもこちらの株は大きいので、手でスワーッと触ってみると、

一度に全部パチパチパチっと弾けて、楽しくて思わず遊んでしまいました。

そこに犬を連れてきた天さんも、スワー、スワーッ。

種が自分で爆ぜる時は、1つずつ、たまにプチッと飛ぶだけです。

爆ぜる瞬間、鞘が2つに割れて、片方の鞘がクルクルっと巻いて飛んで行き、

その勢いで種が一緒に飛んでもう片方の鞘だけが残ります。

所々、クルクルっと巻いた方の鞘も、

飛んでしまわず巻いたまま付いているのもありました。

犬が道種付花の間をトコトコと歩くと、顔や体に

クルクル巻いた鞘や種子が一杯付きます。

犬は種の運び屋さんです。

2021年4月24日(土)

追伸 玉の道種付花の株が大きいので、土の違いだけでこんなに?と

思っていました

野草図鑑によれば、

最近帰化植物のミチタネツケバナが増えていて、

ミチタネツケバナは咲いている花より

果実が高く伸び、茎に沿うように直上するとのこと。

本来の種付け花は、咲いている花より、

果実が大きく上に伸びることはなく、

種子が茎から広がって付き、茎の下部が暗紫色だそうです。

 

川代の畑は日本タンポポが多く、野薊や垣通しも咲いています。

玉は西洋タンポポ。今須は半々。

川代の種付花と玉の種付花の株の大きさが余りにも違うのは、

川代がもしかしたら本来の種付花なのではと思っていたのですが、

川代の方も、改めてよく写真を見てみたら、

種が直上しているので、道種付花のようです。

株の大きさは、生育地の水分や光条件で

個体変異が大きいと書いてあったので、

玉の方が日当たりが良いからかもしれません。

上の写真は川代の道種付花

下の写真は家で見つけた種付花です。

上の写真と比較すると種が横に広がっています。

こちらの方は、もしかしたら本当の種付花では

ないでしょうか?

右下に小さい蕾があったので、

後日花もよく見てみようと思います。

だんだん極小の世界になってきてしまいました!