びわ茶の香りはどこへ?

今年は久し振りに雪が多い関ヶ原。
1月半ばに降った大雪の後、漸く雪搔きに
入れた時には既に折れてしまっていた
ビワの若木。

一生懸命起こしましたが、半分位の枝が
既に折れていました。
(そうだ、折れた枝の葉でびわ茶を作ろう!)
ひどい状態でしたが、せめて葉を大切に
利用するだけでも、折れたビワも少しは
救われるような気もします。
1月22日に切って持ち帰り、その日は
遅かったので、とりあえず水に挿して
置きました。

ところが・・・、翌日すぐとりかかるつもりが
中々できず、結局葉をちぎってきれいに
一枚ずつ洗い水分を軽く拭きとったのは
1月30日。
(うーん、ちょっとおそいかな~?。
まだ葉は生き生きしているけれど・・・)
水道水に何日も付けて置いたので、
もしかして
お茶の味とか香りに影響しない
かしら?
と思いながら、取り合えず
竹ざるに並べました。

以前に初めて少し作った時に、出来た
びわ茶の香りが余りにも良かったので
(やさしい甘い香り)、惜しんで少しずつ
使ったことを思い出します。
今回は折れた枝が多いので、葉が潤沢に
あります。
出来上がったら惜しなく
びわ茶が作れるので
楽しみです。
念の為、作り方をネットでもう一度
確認すると、
ビワの葉の裏の短い
柔らかい毛を、たわし等で取る事
(あくや雑味で味が損なわれる)と
書いて
ありましたが、
そこまでやると大変で、
害があるわけでもなさそうなので、

そのまま干すことに。

1月30日 裏の方が水分が抜け
にくそうだったので、裏向きにしました。

1月31日 丁度陽が当たっている
時間帯だと写真の色が違います。
表面が乾きました!

日当たりのよい室内に置いておくと、
どんどん葉が乾燥していきました。


2月1日

2月5日 だいぶ丸まってきています。

2月12日

2月20日 カラカラに☆
毎日見ていて、もうそろそろ飲んでも
よいかしら?待ちきれなくなってきました。
そこでネットで確認するとサイトに
よって干す日数がマチマチ。
蒸らしているサイトや生の葉をそのまま
使ってお茶にするサイトもありました。
それじゃあもう十分乾燥しているようだから
大丈夫なのではと思い作ってみることに
しました。

乾燥したビワの葉を、今日は2枚掴んで、

少し砕いて


沸騰したお湯に入れてみました。

水蒸気でカメラがすぐ曇ってしまいます。
1分程したらピンク色になってきたので、
火を止めました。

火を止めたところ
長くボイルしたり、後で蒸らすと、色が
濃くなります。

私は殆ど適当な世界で作ってしまいました☆

さあ、頂いてみましょう!

ビワ茶の味・・・。
でも以前はお茶を飲む時にふわっと、
甘い良い香りがしたのに、今回は全然香りま
せん。
煎じた葉の匂いも嗅いでみましたが、
香りがしません。
折角楽しみにして作ったのに、香りがないと
ビワ茶という気がしなくてがっかりです。
採ってきて1週間も置いてしまったから
かしら?、
以前とは葉を摘んだ時期が
違ったから?
(以前は5月頃の新葉が
出てすぐの頃。
今回は真冬で、まだこれから
伸びる新芽が付いた
ばかりです)。

先日産直のお店で、たまたまビワ茶が
売っているのを見掛け、市販のビワ茶は
どんな感じかしらと購入して来ました。
味はその市販のと同じような感じ。ただ
家で作ったビワ茶は、葉を細かく砕いて
いない
からか、より透き通った感じの
味です。
香りは市販のビワ茶も特になく、
元々ビワ茶は
こんな感じなのかしら?
でも以前作った時の甘い香りはどこへ
行ってしまったのでしょう?

もう一度葉を取ってこようと思います。
今度はすぐ葉を乾燥させて作ってみたい
と思います☆

2022年2月20日

P.S. 3月13日(日)
昨日畑でまた、雪で折れかけた
ビワの枝を見つけました。もう半分
折れてしまっていたので、切って
持って帰り、今度はすぐ
葉を取って、
そのまま乾かさない葉でビワ茶を
作ってみました。

良い香り・・・。 それでも昨年ほどでは
ありませんが、
風味のあるビワ茶が
できました。

先日の話をした知り合いが、ビワ茶に
するなら、ちゃんと春に出た若葉で
作らないと
ダメだと言われました。
納得でした・・・今日のは若葉では
ありませんでしたが、やはり摘んだばかりの
葉には風味がありました。
若葉だったら尚更だと思いました。

次回はまた、若葉でお茶を作ってみます!