背高泡立ち草のすごい根!

背高泡立ち草の草取りをしました。
草刈りでなく、正に草引きでした。
写真の下側が背高泡立ち草です。
(上側の写真はアメリカ犬ほおずき)。

ものすごく長い根!
前日が雨だったので、土が軟らかくて
引っ張ると、長芋?みたいにズルズル
根っこまで取れてきました。

拡大写真・根の途中

拡大写真・根の先端


この写真は根を引いていたら、隣の
背高泡立ち草まで
引っ付いて取れました。
根っこでつながって
いました。
背高泡立ち草は根でつながり、
種も飛ばして
2重で増えるので、繁殖力が
とても強いです。
途中で刈ってもダメです。

刈ったところから、3本、4本とまた茎が
伸びてきて、
花を付けます。花が咲く前に
取るしかないです。

刈るのであれば、何度も刈らないといけなく
なる上、
結局根は残るので、翌年また育ちます。
背高泡立ち草は外来種ですが、
蜜源植物であり、食べたり入浴剤にも
できて、
目のかたきにはしたくないのですが、
他の草を駆逐してしまうので(背が高いので
日陰になって他の在来種が育たない。
他の植物を枯らす成分を根から出す
(アレロパシー作用))、
増えると大変です
(多年草、キク科)。

アメリカ犬ほおずき


背高泡立ち草と一緒に生えていたのは、
アメリカ犬ほおずき(写真上、1
年草、
ナス科)です。

これも実がこぼれてよく増えるので、
実になる前にとる必要があります。

アメリカ犬ほおずきは外来種です。

これもすごい根ですね。種がこぼれるので、
1本あると、近くに群れて生えています。
在来種の犬ほおずきとの違いは、花(実)
の付き方で、



1点から出ているのがアメリカ犬ほおずき
(外来種)で、少しずつ
ずれて咲いていたら
在来種の
犬ほおずきです(今はアメリカ犬ほおずきが
多く、在来の犬ほおずきは減っているそうです。
先日たまたま在来種を見掛けましたが、手元に
写真がありません)

元々、ほおずきに似ているけれど、役に
たたないということで、
”犬”ほおずきと言う
名前なのだそうです。

2022年7月18日
P.S.
犬が付いた草の名前は多いです。
役にたたない草は、動物の名前が付いたものが
多いそうです・・・猫、ネズミ、牛、狐、
スズメなど。どうしてかな?と思います。