夏に咲く野草
ミソハギ(禊萩)
7月23日に行った時は、まだつぼみが
多かったのですが、8月6日はよく咲いて
いました。
今年初めて、畑でこの花が咲いて
いる事に気付きました。
ミソハギ(禊萩がなまってミソハギ)は
昔はよく栽培されていて、仏花としても
使われていたとか。
湿地やあぜに生える多年草。
葉は2枚ずつ付きますが、互生(互い違い)
している為、上から見ると十文字に見えます。
これは何?すごく大きいりっぱな葉!
畑に向かう道の用水路の土手で見かけました
つぼみがついています(7月23日)。
8月6日には花が咲いていました!
とてもきれいな花☆
葉も花もダイナミック!高さは1.5位。
P.S(8月13日)・・・漸くわかりました・・・
野草と思っていたら、落葉高木でした!
草だとばかり思っていたので、ものすごく
大きな葉の草だなあと思っていました☆
ハナキササゲ(花木大角豆)
ノウゼンカズラ科
北アメリカ原産(明治時代に渡来)
大きくなると、15m~30mにもなるそうです。
今では人里の川岸などに野生化していると
ありました。
近縁種に花が白ではなく、淡い黄色に
紫の斑点の入った木ささげ(木大角豆)があり、
こちらは古くに中国から伝来した薬用植物
で、万葉集にも出てくるそうです。
神社の雷避け(迷信らしい)に植えられたり、
果実(梓実)はインゲン豆より長く、
薬になるそうです。
中国名は梓樹(しじゅ)。
どちらも成長が早く、1m位で花を咲かせる
そうです。もしかしてこの花木ささげは、
初めて花を咲かせたのでしょうか?
このままここで、草刈りに会わず大きく
なれるといいのですが・・・。
鬼ドコロ(鬼野老)。
きれいな緑の小花、朝顔のような葉。
雌雄異株。雌花は下向きに咲き、
雄花は上向きに咲く。
古くは「ところづら」といい、
「万葉集」や「源氏物語」にも
登場しているそう。山芋と似てて、
どちらもフェンスに巻き付いて、
今咲いているところですが、
鬼ドロコは食べられません。
これはオオバコ(大葉子)多年草。
葉が昨年より大きくなりました!
今年は種が沢山採ろうと楽しみにして
いました。早速種を採ろうと、
穂をスーッと下から上にさすってみたら、
ポロポロっと種が採れて来ない!
えッと思ってよく見ると、
穂が黒ずんでいて枯れているようです。
ちゃんと種になっている穂はまばらでした。
今年何とか鉢植えで獲れた種。
種が茶色の小人の帽子のような、
円錐形のカプセルに5粒位ずつ入っています。
昨年はこんなことはなく、ほぼすべて穂に
種ができていたのに・・・。
今年は大事な猛暑が既に2回ありました。
勝手な予想で申し訳ないですが、
多分種になる大事な時期に、
38度以上の暑さと、一旦土が乾いてしまった
ダブルパンチで、穂が枯れてしまったのでは
ないでしょうか?
鉢で育てているオオバコも猛暑の最中、
夕方水やりを忘れてしまい、翌朝葉が
シュンと枯れかけているのを見つけて
慌てて水をたっぷりやったのですが、
葉は夕方何とか戻っていたものの、
穂の半分位は、枯れ穂になってしまったり、
穂すら付いていないのもあるのです。
オオバコは足で踏まれても強く、
道の中央でも育っているので、乾燥にも
強いのではと思っていましたが、
余りの暑さや水切れには弱いようです。
以外にナイーブな面があり、樹の下も苦手。
虫に食われ易く、日陰や夜露に当らない所
ではよく育ちません。
P.S.
8月31日
枯れた穂の間から、青い若い穂が出ている
写真が関ヶ原から送られてきました!
オオバコはまた頑張って穂を出したようです。
自宅のオオバコも見てみたら、出ていました!
既に穂が種になっていく時期なのに、
以前の穂が猛暑で枯れたから、
補っているのでしょうか?
9月4日
今日もまた見てみました。
新しい穂から花まで咲いていました!
そのそばにまた新穂が出ていました☆
写真を撮っていたら、遊びに来たシジミ蝶☆
元々の枯れてしまった穂↓
猛暑の時の水切れで枯れてしまった穂。
種は殆ど入っていません。
オオバコの種には、ゼリー状の物質が付いて
いて、雨に濡れると粘着してタイヤや靴に
引っ付いて、種が広がると本に書いて
ありました。
試しに水に付けておいたら、乾いている時と
濡らしてすぐはゼリー状ではなかったの
ですが、しばらく後、種の廻りにゼリー状の
膜ができて、手で取ろうとすると
ヌルヌルして滑り易く、でも手には
引っ付いているという状態になりました☆
これはアオミズ。
見ただけで、如何にも瑞々しくて
美味しそう☆
野原の野草では特に美味しい、癖が
なく生でサラダでも食べられると
書いてあったので、葉をちぎって
食べてみました。
特に何の癖もなく、割と柔らかく
食べ易い。沢山生えていたらサラダに
したいところですが、
畑の用水路沿いの2ヵ所に、
ほんの少し生えているだけなので、
暫くサラダは出来そうにありません。
これは「沼虎の尾」(サクラソウ科、多年草)。
面白い名前です。湿った所に多く、同じ
サクラソウ科で「岡虎の尾」もあり、
こちらは草地や林縁などに生える
多年草だそうです。
こちらは昼顔。
朝顔に似ていますが昼顔で、日中に
咲いて夕方には閉じます。
葉の形も朝顔とは違います。
種や地下茎で広がっていきます。
これは何でしょう?
帰り道、高速道路の渋滞中に気が付きました。
この黄色の花は何?と思って調べたら、
ビロードモウズイカ(ビロード毛蕊花)と
いうものでした。
雄しべに毛が生え、葉がビロード状の綿毛で
覆われているのが名前の由来だそうです。
ガードレール越しなので、分かりにくい
ですが、上は花、下から葉が見えます。
外来種2年草。
莫大な数の種子(10万個以上)をつける。
園芸種のバーバスカムはこの野生化している
ビロードモウズイカの仲間だそうです。
中央分離帯に点々としばらく続いて
生えていました。種で増え、
陽の当たる石灰質の土壌を好むそうです。
分離帯はピッタリの環境ですね☆
2022年8月12日