バッタ天国


関ヶ原の畑には、いろいろな種類の
バッタがいます。

ショウリョウバッタ、オンブバッタ、
殿様バッタ、キリギリス、コオロギ。
今よく見るのはコオロギと
殿様バッタです。

数年前に豊橋の用水路近くのソーラー
発電所で、草刈りをした時のことを
思い出します。
そこは浄水場横の大きな水路で、
除草剤などの薬剤を撒くと、雨の時に
雨水と一緒に用水路に流れ込む為、
薬剤等を一切使ってはいけない
場所でした。
その為自然のまま、色々な草が
生い茂っていました。
バッタの種類もすごく豊富で
正にバッタ天国! あんなに沢山の
バッタが飛び交っているのを
見たのは初めてでした。
ソーラー発電所ですが、
ても美しい所でした。

関ケ原の畑も、薬剤は使って
いませんが、あんなに沢山の種類の
バッタはいません。
関ヶ原に特に関わり出してから5年程。
毎年蝶やトンボが飛ぶ季節になると思います。
(あれ、去年はもう少しいたはず)。

畑だけでなく、田んぼにも以前いたはずの
メダカやオタマジャクシ、カエルも
いません。10年程前までは蛍も
いたそうです。
毎年空中散布される農薬。
田んぼにカエルの鳴き声もなく、
シーン、静寂のみ。


地球上で毎日100種以上の種が
絶滅しているそうです。絶滅スピードも
速まっています。
両生類は水辺と丘の両方の環境がいるので、
絶滅スピードが速いそうです。
カエルが減ったこともうなずけます。

(嫌いだ、フン害だ)と言って、
薬剤を使うまでもなく、
生き物は既に、救いようがない程
早いスピードで、日々種と数を
減らしています。

食物連鎖は穴だらけ。
近種の生き物では埋めらなく
なりつつあり、一度空いた穴は、
大きくなるばかりです。

 

2022年8月13日