土作りのその後

昨年から始めた枯れ葉での土づくりです。
ほぼ一年経ちました。


1月4日 上から見た所
下の方が殆ど土のようになってきました!
葉が殆ど分解されてしまって形が
なくなってしまっています。フカフカ。


中を少し掘ってみたところ

この1年の間、殆ど知識がないまま、
2~3ヵ月(不定期)に気が付いた時混ぜて
いました。
ただ山にしたままで置いておくと、
腐食が進んで嵩が下がるに連れて、
空気(酸素)に触れにくくなって
よく発酵しないだろうと思ったからです。

混ぜようとすると、枯れ葉の山の中が
白くなっていて(糸状菌らしい=カビ)、
白いもやしのようなものが沢山
生えていました(これは何でしょうか?)
それをそのまま多少かき混ぜて、
また真ん中にくぼみを付けて、酸素に
触れやすいようにしました。
(そのまま酸素に触れにくいまま、
蒸さったような感じでそのまま置いて
おいてもよかったのかしら?)
でもとりあえず、まだ完全な土と言うには
ほど遠いかもしれませんが、ほぼ良い
状態になってきているのは確かです。
量も思ったよりあるので、うれしい☆


更にアップで
これから植物の植え替えなどには、
山砂や赤玉土にこの土?を足そうと思います。
栄養が増えそう。


土だと思って、隣の花壇の中の
樹の根っこが
生えてきてしまいました。

こうして見ると、たい肥の作り方とか
ぼかし肥料の作り方とかの本を見ると、
温度や混ぜ方、菌の種類などが詳細に
書かれてあるので難しく感じられて、
途中で脱落していましたが、
土作りならそんなに構えなくても
良かったのでは?とも思えて来ました。


土の中の粒粒は花壇の中の山桃の種。
これは固くて中々分解されない


表面の枯れ葉を戻しました☆
P.S. 年末たまたま吉田俊道(NPO法人
大地と命の会理事長)という方が対談
されている本を読みました。
それには菌(微生物)は草を食べて
育つから、「その辺りに生えている草や
竹を土の上にのせて発酵させ、その土壌で
野菜を育てればいい」と書いてありました。
土の中に良い菌が多ければ、野菜は元気に
育つのだそうです。
(これは簡単!早速やってみよう☆)
と思いました。

これは昨年の2月11日の写真です。
初めの頃。
まだ葉がそのまま☆

2023年1月5日
P.S. 1月17日
大垣の畑に行きました。
ここは隣に竹藪とクスの樹があります。
4、5年前に竹藪とクスの前に畝を造って、
大実キンカンを植えました。また同じ
時期に、少し離れて廻りに樹が全然ない
山砂の畝にもキンカンを植えました。
どちらも市場で買ってきた樹で、当時は
1.5m位の大きさでした。植えた当時、
どちらの樹にも
実がなっていました。
キンカンはとてもジューシーで
美味しかったのですが、大実キンカンは
折角実が大きいから購入したのに、
食べてみたらカスカスでした。
それ以来私の中では、大実キンカンは
実は大きいけれど美味しくないと
思い込んでいました。

あれから3年以上が経ちました。
今年もキンカンがなっていたので、
作業をしている時に、一緒に採って
食べてみると、

「アレッ?カスカス、美味しくない!」
慌てて、
「大実キンカンはどうですか?」
「美味しい!」
「とてもジューシーですね☆」
びっくりしました。
「どうしてかしら?以前は反対だったのに・・・」
いつの間にキンカンがカスカスに、
大実キンカンが美味しくジューシーに
なっていました。

その日はもう日も暮れかけ。そのまま
訳が分からずに帰りました。
翌週、明るいうちに行った時に原因が
わかりました。土が全然違っていたのです。
大実キンカンの土は、竹とクスの
枯れ葉が沢山落ちて堆積し葉が腐食して、
土の色も茶色から黒色になっていました。
山砂で
畝を造った頃の土とは、いつの間にか
土が全然変わってしまっていたのです。
片やキンカンの方は、近くに樹がなく、
枯れ葉も枯草も積もらず、畝も初めに造った
赤い山砂の時と殆ど変化していません。
実のなるものは土が大切とよくよく
思いました☆

話を土造りをしている場所に戻します。
土を造る為に枯れ葉を置いている場所は
実は高木に囲まれています。

山桃と杏子の樹。20年以上経っている。
以前からこの高木が土造りに影響して
いる
ような気がしてなりませんでした。

右上の太い樹が山桃、右下と左下が土造り
(鉢植えは関係ありません)

なぜなら土造りの場所のレンガ下の土と
花壇の土が、地下でつながっているから
です。
(上記、土の下から隣の花壇の
樹の根が出て
来てしまっている写真参照)
土造りはレンガの上ですが、レンガと
レンガの間に隙間があるので、
地下の
微生物や細菌は往来自由です。
地中では隣の背の高い山桃と杏子の樹の
根っこが深く広く張って、地中の土を
耕しています。このレンガの下の土も
耕してくれているはずです。そのお陰で、
枯れ葉が土に戻るのが早いのでは?と

思えてなりません。また何もしなくても
腐食がどんどん
進んでいくのもその
お陰では?
なぜなら大きな樹のない畑や
野原に枯れ葉だけを
置いておいても、
腐食はしますが、きれいな
黒い土に
なっていくのが、こんなにも早く
ないような気がする
からです。
この隣に生えている
山桃や、大垣の
クスの樹は、辺りの全ての植物に
影響を
及ぼすマザーツリーのような存在
では
ないかと思うのです。