菓子クルミを植えました
一昨年前からずっと、くるみの樹を畑に
植えたいと思っていました。
漸く昨年の夏、徳島県の白桃農園さんに
クルミの苗木をお願いすることが
できました。
クルミの樹にこだわったのは、
以前畑にいた時に変わったテントウ虫が
腕に留まっている事に気付いてからです。
帰ってから調べてみて亀の子テントウ虫
だったことがわかりました。
日本で一番大きいサイズの天道虫で、
クルミの葉が主食だそうです。
そういえばと、思い当たる所がありました。
関ヶ原にはヤマトタケルノ尊の腰掛岩と
いう石があり、そこにクルミの樹が沢山
生えているのです。種類はオニグルミの
ようですが、クルミの樹は暑さに弱く、
耐寒性は大変強いので、関ヶ原にとても
合っている樹だったということが
わかりました。
その時以来、亀の子天道虫の食草である
クルミの樹を畑に植えたいなあと思って
いたのです。
ところがすぐあると思いきや、少し大きめの
クルミの樹が以外にないのです。市場にも
殆ど出てこない上に、ネットではどれも
50㎝位の苗ばかりで、問い合わせてみても
ないと言われてしまう始末。
知り合いに聴くと、どこどこの河原に自生
しているよと言われるのですが、大きな樹を
河原で抜く事はできないし、そもそも
野生のクルミでは実が小さい。できれば
菓子ぐるみをと探しあぐねていました。
そんな時、もしかして市場で知り合った
白桃さんが持ってみえないかしらと
問い合わせてみました。
そうしたらあるとのこと!
ただ自宅用に育てている樹でもあった
そうですが、何本位ほしいの?と聞いて
もらえました。
2,3本位とお伝えすると、それなら何とか
なるからと、12月に持って来て頂ける
ことになり、とてもうれしかったです。
漸くクルミの手配できました☆
半年待って、12月はお互いの都合が合わず、
年が明けて2月15日に漸く受け取ることが
できました。
早速17日に植えました☆
まず数人で車から降ろして、畑の中に運び
ました。
白桃さんにサイズを聞いた時は3mと
伺っていたのですが、実際は3m以上
ありました。
思ってたより大きくて感激☆
何度も植え替えして強く育ててもらえて
いるので、ちゃんと根づくと思われます。
くるみは落葉なので、今は葉が一枚もなく、
根鉢もそれほど大きくなかった為、何とか
3,4人で運べました。
堀穴は大きめに掘って、バークや油粕も
施して、クルミがなったら皆で食べようと
言いながら丁寧に植えました。
食べる楽しみがある植栽は、皆な力が
入ります☆
植えた後。こんな感じ。
わざわざ愛媛県からようこそ!
2本目。
3本目
クルミは若葉が出るのが少し遅く、
雌雄同株ですが雌雄異熟で、雄花と雌花の
咲く時期が少しずれるらしく、実がつき
にくいことがあるそうです。
雌花先熟品種と雄花先熟品種とを
組み合わせて植えた方がいいと書いてあり
ましたが、今そこまでは出来ないので、
とりあえず1年はこの状態で様子を見て
みようと思っています。
何とか実が付いてくれないかなあと、勝手に
期待したくなってしまいます。
一昨年以来見ていない亀の子天道さんが
来てくれたらいいな・・・☆
2023年2月19日